猛暑による睡眠への影響

連日、凄まじい暑さが続いていますね。
昨年の夏も暑かったのですが、今年は6月前半から気温が30度超えだったので、猛暑の日数記録では昨年を上回りそうです。

夜になっても気温があまり下がらず、睡眠に苦労している人が多いことでしょう。

寝ている間もエアコンに頼るしかありませんが、エアコンの影響で喉を痛めたり夏風邪をひいたりと体調を崩す人が多いです。

エアコンは温度を下げるだけでなく、空気を乾燥させてしまうからです。

そこで、以下の対策をやってみることをおすすめします。

①タイマーを使用して、明け方近くにはエアコンが切れるようにしておく。
②エアコンの冷房の設定温度を下げすぎない。または除湿ドライ機能(弱冷房)を使用する。
③エアコンの設定温度を上げて、暑く感じる場合は扇風機も併用する。

通院中の患者さんの中で、不眠傾向が続いているのに睡眠剤に抵抗を示す人がいます。
睡眠不足は精神症状の悪化を招き、仕事や日常生活に影響が出てしまいます。
依存性が少ないタイプの睡眠剤もあるので、悩んでいる人は服用を検討してみてください。

また、即効性はありませんが不眠体質を改善する漢方薬があります。
夏バテを改善する漢方薬もあるので、悩んでいる患者さんは是非ご相談ください。